クモヤ790-11とクモヤ740

交流試験車クモヤ790-11と交流牽引車クモヤ740を製作しました。旧国ファンとしては今まで直流車オンリーでしたが、この2両も3桁形式ではあるものの種車はクモハ11とモハ72ですから、旧国のバリエーションとしての製作です。

クモヤ790-11です。蒲田のショーで門奈会員が先にクモヤ790-1のキットを選んだので、こちらは自分の工作力も考え妻板やパンタ周りの製作が楽な11番のキットを選びました。このキット、実車の特徴である低屋根構造が表現されてなく、特に前面のイメージが異なっているのが残念ですが、屋根を改造する技量はないのでそのまま組みました。試作車らいしいこの怪しい切妻顔も結構気に入っています。

キットはボディのみの素材キットですので、屋根上と床下は少ない資料を参考に、雰囲気重視です。交流車の製作は初めてでしたが、手元の余剰パーツとイモンの碍子を使い、何とかそれらしくまとめました。動力はCN16+MPギアです。

こちらはクモヤ740。エッチングキットでしたが、ドアと三段窓はKSのプレスパーツに交換しました。平滑なボディに多少変化をつけるため、モデル倶楽部のパーツで交流車の特徴である梯子かけを追加してみました。

キットのエッチング製の妻板のHゴム表現が異常に太く、完成後の見栄えが懸念されましたが、ポスカで色差しをしたところ、気になるような仕上がりにはならずホッとしました。スノープロウを付けたかったので寒地型の51番のナンバーをつけましたが、キットそのままのベンチレーター3個の時代があったかは不明です。